捕獲した猫の温度管理 2020/2月

cat_cold cat_hot

手術のご予約の前の日に猫ちゃんを捕まえる事はあると思います。その際に気を付けてあげなくてはならないのは温度管理です。

夏は暑いので熱中症に注意し、冬は寒いので保温してあげなくてはなりません。

以下、夏と冬で気を付けてあげなければならないポイントを何点か紹介します




winter

手術前日に捕獲し、お家で一晩置いておく場合は、寒くならない工夫をしてあげて下さい。

バスタオル等や毛布などでくるみ、底冷えしないように、捕獲器の下にアルミマットやダンボールを敷いてあげて下さい。

wrap_trap_01 wrap_trap_02

おしっこで体が濡れると体温が奪われるので、捕獲器の下にペットシーツを敷いてあげて下さい。

sheets_under sheets_in

捕獲器の中ではなく「下」に敷いた方が濡らされた時に簡単に交換出来ます。

捕獲できたら、雨風を凌ぐために、お家の玄関や、小屋、車庫、車の中などに入れてあげると良いでしょう。


夏は暑いですが、捕獲器を剥き出しのままにしておくと、猫は大変怯えるので、そっと目隠しする程度の被せものはしてあげて下さい。

Cat_covered Cat-covered

被せものをして視界を遮ってあげると猫は安心して大人しくなります。

捕獲器をまるごとくるむのであれば薄手の生地の方が良いでしょう。

Cat_wrapped Cat-wrapped

おしっこで体が汚れてしまうのはやはり可哀想なので、捕獲器の下にペットシーツを敷いてあげて下さい。

一晩おいておく際には、雨風を凌げる場所が良いですが、閉め切ってしまうと相当暑くなる様な場所は避けてあげて下さい。

車の中はもっての外です。窓を開けているから大丈夫という発想は絶対にやめましょう。


昼夜の温度差が大きくなるこれらの季節は寒さと暑さへ両方へ配慮する必要があります。

子猫や小柄な猫は寒さへ配慮し、大きい猫は暑さに配慮する必要があります。

体格にもよりますが、寒さはある程度耐えれても、暑さは命取りになる場合があるので注意して下さい。

車内は思いもよらない高熱になる事があります。慎重に考え、日中が暑くなる日は避けた方が良いでしょう。


ブログ トップへ